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インドネシア在住者におススメの学資保険-Sun Life香港「commitment」(サン・ライフ コミットメント養老保険)

 Sun Life香港 「commitment」

そもそも学資保険とは何か、まず確認しましょう。

学資保険に加入される目的の多くは、高校や大学に子供が入るタイミングで、入学金や授業料等でまとまったお金が必要になると思われるので、そのために資金を早いうちから少しずつ貯蓄しておき、必要時に困らないように準備しておきたい、といったところでしょうか。

上記は大学入学金と初年度学費のみの金額です。私学に至っては、学校や学部によっても差があります。また実際に必要なお金をこれだけでなく、入学前の準備(受験の費用、交通費、宿泊費)、地方から上京するとなれば仕送り、もし浪人となれば、予備校やその交通費など、いずれにせよ、まとまったお金が出ていくのは間違いありません。やはり前もって準備しておくに越したことはありません。

では仮に子供が今3歳としましょう。子供が18歳の時(15年後)に、500万円を用意しておきたいとおもったら、

500万円÷15年÷12か月=27,777円

今日から毎月27,777円を、15年間貯金箱に積み立て続けることができるのであれば、その目標は何もせずとも達成ができます。

ただここで問題が2つあります。

問題1:毎月27,777円の積立を15年間継続できなかったら、目標は達成できない。

もし途中1カ月でもさぼると、この目標は達成できないわけですが、こればかりは、将来何があるかは今からは本当にわからないですよね。子供が小さいうちはまだよいのですが、大きくなってくれば、習い事や補習授業のお月謝がかかるようになるかもしれませんし、更にお子様が増えれば支出は間違いなく増えますし、同額の積立の継続は難しくなるかもしれませんね。

問題2:貯金箱に手をつけないで我慢できるか。

貯金(預金)のいいところは、いつでも出せることです。流動性リスクが低く、現金化のしやすさがあります。何かあったらすぐ現金が手元に用意できるというのは、有難い反面、出せてしまうために目標が達成できなくなる恐れがあります。数年後、どうしても自動車が欲しいと思った時、貯金箱のお金が目に入り、この貯金のお金が実際に必要なのはまだまだ先だから、今ちょっと拝借しよう、なんてことをしてしまうかもしれませんね。(目の前に現金があれば、どうしても未来の目的より目先に行ってしまう事も多いのは事実です)すると、本来の目標である、子供の学資金は達成できないかもしれません。

そこで、これら問題を解決してくれるのが、学資保険となります。学資保険のメリットは、

1、保険会社が運用してくれますから、毎月27,777円を15年支払うよりも少ない支払いで、目標の500万円が達成可能になります。どれぐらい少なくて済むかは、保険会社の運用次第ということになります。

2、保険契約後、満期前に解約しようとすると、保険会社からペナルティ(いわゆる早期解約手数料)が請求されます。自動車が欲しくても、保険を解約して現金化すると、今まで積み立てた苦労が水の泡になる(元本割れする)と思えば、解約を躊躇するでしょう。解約しにくいことで、結果的に本来の目標が達成できる、というメリットが保険にはあります。

ということで、学資保険は、期間を決めてゴール(目的)を達成したい方には適した運用商品と言えます。

ただ、、、

最近の日本の学資保険は、昔に比べると保険会社の運用利回りがかなり低くなっていて、18年積み立てても返戻率は、投資金額に対して105%前後(500万円の積立で525万円を受け取るぐらい)ほどしかありません。ただこれは致し方ないです。何故なら日本の債券の利回りがずっと低いですからね。

そこでもし、台湾在住の方で学資保険を検討されたい方がいらっしゃいましたら、香港の保険をお勧めします。

  • 保険会社名:サン・ライフ香港
  • 本社:カナダ(カナダ・アメリカ市場で上場)
  • 格付け:AA-(S&P) 10年以上この格付けをキープしており、今年サン・ライフ香港もS&Pの格付けを申請し、親会社と同じAA-を取得しました。
  • 歴史:1892年設立(カナダは1965年)。アジアマーケットを中心に活動している保険会社です。
  • 商品名:Commitment 15(こみっとめんと・15年払い養老保険)

この商品の特徴は、支払い期間と運用期間を10年から35年の間で、自分で決めることができます。満期までお金を出すことは前提にしていない金融商品なので、予定利回りも非常によく、しっかりと運用の目的(ゴール)を設定できる方には、非常よい商品になっています。(俗にいう養老保険です)

支払方法は、一時払い、5年払い、若しくは10年から35年の契約年数払いから選択ができます。

特約として、支払い期間中に契約者が亡くなった場合、残りの保険料の支払いは免除になります。また死亡保険金が少し出ますが、解約返戻金の受け取れるのは満期時になります。

この特約は、日本の学資保険でもよくみかけます。契約者(一般的にお父様)が満期前に亡くなってしまった場合に、残りの保険料は免除され、満期時にお子様に一定の資産を残せて、元々の目的は達成できるということで、ライフプランナーさんが、学資保険のメリットとして、キャッチ―な営業トークでよく仰ってます。

もう私のブログを読んでいただいている方は、ここで疑っていただくことができるはずです。保険会社が無料でで慈善事業のような特約を提供してくれるわけがないですよね。保険会社の運用の原資は、原則契約者の保険料です。不足分が発生するかもしれないということであれば、毎月支払われる保険料の一部で定期保険を手配しているだけです。そのコストの負担は保険会社ではなく、契約者になります。

この商品の運用は、メインが債券です。サン・ライフ社の方で運用してくれて、安定した利回りが見込めます。

もし上記の例で見た時に、分かりやすくドル=100円とすれば、27,777円は277米ドルとなり、15年間支払うと、合計保険料は50,000米ドルとなります。この保険料をサン・ライフ社で運用してもらうと、15年後の満期での予定解約返戻金は、66,000米ドルとなり、返戻率は132%です。一時払い、5年払いを選択できれば、さらに返戻率は上がります。こちらは米ドル建てになりますから、支払い時、受取時の為替レートで円ベースでの返戻額・返戻率は上下しますが、その為替リスクを取ったとしても、十分日本の学資保険よりも高いリターンが見込めそうです。

インドネシアから郵送でお申し込みが現在可能になっておりますので、インドネシア在住の日本人の皆様におススメです。(2020年6月時点)

日本の方で、お子様がいれば学資保険は必ず加入するもの、みたいなイメージを持ってらっしゃる方が多いようです。学資保険は、MUST TO HAVE と言うよりは、NICE TO HAVEの方です。ご家庭の事情により変わります。いずれにせよ、お子様の学資金についてご興味がある方は無料個別相談を是非ご利用下さい。

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Tomohisa Nakagawa

Global Support Indonesia代表。1975年生まれ。静岡県静岡市出身。大学卒業後、食品会社に就職し総務部配属された後、人事・保険の責任者となって生保・損保保険に携わる。34歳で起業し、翌年GLOBAL SUPPORT LIMITEDに加入。42歳の時にGLOBAL SUPPORT INDONESIAを設立。現在はインドネシアで資産運用コンサルティングを行っている。

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