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インドネシア在住の日本人に一押しの、学資・老後の資金形成に適した、米ドル建て貯蓄性保険その①

香港は、世界中の金融機関が集まりしのぎを削っているオフショア(アジアの金融センター)です。実際香港のセントラルの夜景を観ていただくと、様々な企業の看板が高層ビルに掲げてありますが、その多くは世界のトップクラスの金融機関ばかりです。(ちなみに日本の金融機関の看板は一つもありません。残念ながら世界に対して仕事ができていないのかもしれません。)

こと保険に関しては、香港の保険庁の規定により、保険会社は保険商品の手数料開示義務があります。ですから契約する我々は、複数の商品比較が容易になります。従って保険会社は、他社より良い商品を設計しようと企業努力をするわけで、その健全な保険会社間の競争が我々にもたらすメリットは大きいです。

実は香港には、日本人が申し込み可能な商品もいくつかあり、またその中でも海外(台湾)居住者に限り契約を受けている保険会社があります。今日はその一社をご紹介します。

Prudential Hong Kong

日本には、プルデンシャル生命保険がアメリカから進出していますが、今日ご紹介するプルデンシャルは、イギリス、ロンドンが本社のプルデンシャルの方になります。社名は一緒ですが、両社は資本提携等が一切ない全くの別会社です。1912年のタイタニック号の沈没で、その保険請求に対する支払いもしていることで有名です。

プルデンシャルが当時保険金支払いをしたという記事

Prudential PLC

  • 本社はイギリス・ロンドンで、1848年創業です。本社HP: https://www.prudentialplc.com/
  • S&P格付け:A
  • ムーディーズ格付け:A2
  • イギリス最大手の保険会社
  • 総資産ベース世界第9位(2018年)

Prudential Hong Kongは、アジアの拠点として1964年に設立し、生命保険、アセットマネージメントをメインにビジネスを展開しています。

Evergreen Growth Saver Plus 2

同社が提供する様々な保険商品の中で、お子様の学資や、自助年金としての資産形成に適した貯蓄性の高い保険商品が、Evergreen Growth Plus 2(以下EGSP2) になります。

  • 保険料支払回数:1時払い、3・5・8・12年払い
  • 保険料支払い方法:クレジットカード、海外送金
  • 米ドル建て

保険料支払い回数や運用継続年数にも寄りますが、年利で5%前後をほぼ約束してくれる商品になっています。

一時払いであれば、10年での予定返戻率が140%、20年で280%、30年で564%です。

5年払いであれば、10年での予定返戻率が117%、20年で233%、30年で465%です。

またEGSP2は終身保険ですが、途中子供に必要な分だけを部分解約し、残りはそのまま保険会社に運用を継続してもらうとか、必要な分だけ毎年年金のように取り崩す設定もできますし、ご自身の目的に合わせた使い方ができるのが特徴です。

どんな方に向いているか

EGSP2の運用先は、60%が株式、40%が債券です。中長期で運用期間をみることができて、安定的な利回りを目指したい方、そしてある程度のまとまった資金を、1~5年ぐらいに分けて支払いができるようでしたら、時間を味方につけた、非常に安定した運用が可能な保険商品です。

ちなみに日本で販売されている同じような米ドル終身保険で、このEGSP2のような予定利回りがだせる貯蓄性保険商品は皆無です。(日本と香港の商品比較を紹介している過去ログはこちら

日本に帰国後は契約が出来ませんので、是非台湾にいらっしゃる今のうちにご検討いただくことをお勧め致します。

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Tomohisa Nakagawa

Global Support Indonesia代表。1975年生まれ。静岡県静岡市出身。大学卒業後、食品会社に就職し総務部配属された後、人事・保険の責任者となって生保・損保保険に携わる。34歳で起業し、翌年GLOBAL SUPPORT LIMITEDに加入。42歳の時にGLOBAL SUPPORT INDONESIAを設立。現在はインドネシアで資産運用コンサルティングを行っている。

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